測定方法について

弊社が放射線漏洩線量測定業務においてサーベイメータ法を採用する理由

放射線漏洩線量測定は医療法施行規則第30条の22、電離放射線障害防止規則第54条に規定されています。
しかし、測定をしなければならないとの記載のみで、どのような方法で行うかは詳細に規定されておりません。

その測定で従来より行われてきた方法が、サーベイメータ法とバッジ測定(積算線量計法)の2つとなります。

最近、弊社のお客さまからバッジ測定の営業がかかってきたとの問い合わせがあり、料金が安いので弊社でも実施できないのかとのご質問を頂くことがあります。実際に他社でのバッジ測定に切替られたお客様もおられます。


弊社では、放射線安全管理のためのエックス線漏洩線量測定においては、サーベイメータ法での測定をお勧めしております。

では、なぜ弊社がサーベイメータ法を採用しているのか?
まずは、以下のデータをご覧ください

このデータは、弊社が実施した測定の6カ月分の結果をまとめたものです。
(放射線漏洩線量測定は6カ月に1度測定の実施が求められます)
約1割の施設に漏えいがあることがわかります。
次に、エックス線漏洩線量を検知した箇所の内訳です。
出入口扉隙間が最も多く、エックス線漏洩のある施設の約6割に出入口扉の漏れが検知されています。
バッジ測定(積算線量計法)では、エックス線漏洩が最も起こりうる出入口扉隙間の正確な測定が難しい
という点がサーベイメータ法を採用する大きな理由です。


バッジ測定(積算線量計法)では、出入口扉の隙間への貼り付けは難しく、扉の開閉による落下、紛失のリスクも高くなります。
また、積算線量計法では、1か月間線量計を貼り付ける必要があり扉以外(特に隣接、上下のテナント様、マンション等)の箇所でも、落下、紛失のリスクがあります。再測定となると有効期間を過ぎてしまう可能性も出てきます。紛失、落下の原因やいつ紛失、落下したのかを弊社で把握することが不可能であり、エックス線漏洩線量測定において重要な作業をご施設様の責任で実施することになってしまいます。そのため、弊社で責任を持った作業を行うことができません。(※バッジ測定(積算線量計法)を採用される際は、上記点についてよくご確認の上ご契約されることをお勧めいたします。)


一方、サーベイメータ法では、扉(扉は経年の使用による建付けの不具合等が出やすい場所です)の状態に合わせて測定点を追加したり、お部屋の状況に合わせて柔軟な測定が可能となり、エックス線漏洩線量の見逃しのリスクが非常に少ないです。また、結果がその場でわかること、直接スタッフがエックス線診療室の状態を確認できることで放射線安全管理のためのアドバイスも行うことができます。


保健所等行政機関がサーベイメータ法を推奨している点やその他多くの施設様がサーベイメータ法での測定を実施している理由も上記の様な点にあると考えられます。
また、多くの地域の保健所・行政機関では医療法人化を行う際・施設管理者・組織変更を行う際の添付資料として放射線漏洩線量測定記録の添付を求められますが、その際バッジ測定(積算線量計法)の結果報告書では認めらないケースもあり、再度サーベイメータ法による測定のやり直しやサーベイメータ法にて実施をした結果報告書を作成し直さなければならないケースもございます。
開設後、医療法人化を予定されていたり、近々管理者変更・組織変更などをお考えのご施設様は上記ご注意頂いた上で事前に管轄の保健所へご相談の上、バッジ測定(積算線量計法)を選択頂いた方がよろしいでしょう。


エックス線漏洩線量測定は、法律に定められているから実施しなければならないという事だけではなく、施設管理者、医療従事者スタッフや患者様の健康と安全を守るために行われなければならないと弊社は考えます。
また、2020年4月より診療用放射線の安全管理体制整備が求められることになり、放射線安全管理の重要性は高まる一方です。
エックス線診療室の状態を把握することは放射線安全管理のためのファーストステップですので、是非ご施設様の状況に合わせた方法での放射線漏洩線量測定を選択頂き実施下さい。

6.キャンセルについて

注文後のキャンセルは一切お受できません。